スーパー戦隊ロボのおもちゃで高額買取されるのは この作品!

2019.05.08

おもちゃ・フィギュア

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高額買取されるスーパー戦隊ロボは?

今年で第41作目を迎えた特撮テレビシリーズ「スーパー戦隊」シリーズ。
1975年から放送されているシリーズだけに、そのおもちゃには数多くの年代のファンがいます。
特に超合金と呼ばれるロボットの合体玩具は根強い人気を持っており、海外でも多くのファンがいるほどです。
それら、スーパー戦隊のロボットのおもちゃで高く買い取りされるものには、どのようなものがあるでしょうか。

古い作品ほど現存数は少ない

基本的に高値がつくのは、現在残っている数が少ないおもちゃです。
つまり古い作品ほど高い値段がつきやすいと思っておいて、間違いありません。
特に昔は大人の玩具コレクターなどほとんどいませんでしたから、状態が良いまま残っている、
古い作品の超合金おもちゃやその他のおもちゃは、非常に稀です。
また初期の「秘密戦隊ゴレンジャー」及び「ジャッカー電撃隊」は巨大ロボットが登場しない作品でした。そのためいわゆる超合金ブランドの商品は、ヒーローのフィギュアしかありません。
ロボットのおもちゃという意味では、この2 作品は除いて考えた方が良いです。
ロボットが登場し始めたのは、1979 年に放送開始されたバトルフィーバーJ からになります。

大型化したのは「太陽戦隊」から

スーパー戦隊ロボアーカイブ2
参考資料:魂ウェブ/スーパー戦隊ロボアーカイブ2(2006年発売)

スーパー戦隊のロボットといえば、複数のメカが合体して巨大な敵に立ち向かうというシーンを想像する人が多いのではないでしょうか。
このような合体ロボットが初登場したのは、1981年の「太陽戦隊サンバルカン」から
になります。

「バトルフィーバーJ」と「電子戦隊デンジマン」では、メインの商品はロボットではなく、ロボットを格納する戦艦でした。当時は「宇宙戦艦ヤマト」などのブームがあったため、戦艦のおもちゃが売れるとされていたのです。
しかしその後ロボット人気を受け、それまでにあった「コンバトラーV」 や「ボルテスV」などの合体するロボット超合金と同じように、複数のメカが変形合体して一つの巨大ロボになる商品が発売されるようになったのです。
それが「太陽戦隊サンバルカン」のサンバルカンロボです。
サンバルカンの次の「大戦隊ゴーグルファイブ」に出てきたゴーグルロボは、1982年のロボット玩具で最も売れた商品になりました。
同時期には「六神合体ゴッドマーズ」や「機甲艦隊ダイラガーXV」などの作品がありましたが、これらに比べるとゴーグルロボは価格が5000 円未満と安く、その分出荷数が増えたのです。
その後、アニメの合体ロボットがガンダムに代表されるリアルロボットブームの隆盛で減少していく中、特撮作品であるスーパー戦隊の超合金ロボットは、変わらぬ人気を維持し作品を重ねていきます。
いわゆる超合金ブランドで発売されていたのは、1981年の「太陽戦隊サンバルカン」から1991年の「鳥人戦隊ジェットマン」のジェットイカロスまでになります。
その中でも特に数が高い値段がつきやすいのは、1987年の「光戦隊マスクマン」の「光速合体グレートファイブ」だと言われています。

グレートファイブは戦隊のロボットでは、初めて5体合体実現したおもちゃであり、細かいパーツが多いため完品で残っている商品が少ないのです。
また全体としての作品人気がやや劣っていたため、市場に出回った商品数が少なく、あまり残っていないという事情もあります。
その他にも年末商戦用のギフトセットである「超電子バイオマン」の「超電子DXセット」「超獣戦隊ライブマン」の「スーパーライブコンビネーション」「地球戦隊ファイブマン」の「トリプルコンビネーション」などは非常に人気が高く、20 万円~30 万円という値段がつくことも珍しくありません。

ブラックバージョンでは「大獣神」が希少

GX-72B 大獣神(ブラックバージョン)
参考資料:魂ウェブ/GX-72B 大獣神(ブラックバージョン)※超合金(2018年発売)

また超合金ではありませんが、ブラックバージョンという限定版が発売されたロボットもあります。それが1992年の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」に登場する巨大ロボット
「進化合体DX 大獣神 ブラックバージョン」です。
恐竜戦隊ジュウレンジャーは子供の人気が非常に高く、スーパー戦隊シリーズの中興の祖といわれています。
また翌年にはアメリカに輸出され、パワーレンジャーシリーズとして海外でも驚異的な人気を獲得した作品です。
それだけに国内外にマニアがおり、大獣神のブラックバージョンは現在では10万円近い値段がつくことも珍しくはありません。
材料費の高騰により超合金ブランドではなくなってしまいましたが、それでもジュウレンジャーはファンの数が絶対的に多いため商品に高値が付きやすいです。

放送から25年が一つの目安になる

スーパー戦隊シリーズは40年以上続いている作品だけに、数多くのファンがいます。
またそれぞれの年代によって好きな作品が違っているため、どれが高い作品人気のなるのかを、
見抜くのは難しいかもしれません。
ひとつの目安としては、放送開始から25年経過した作品が高くなりやすいという傾向があります。

五星戦隊ダイレンジャー 五星合体 DX 大連王
参考資料:プレミアムバンダイ/五星戦隊ダイレンジャー 五星合体 DX 大連王(リクエスト企画)

例えば2018年には、1993年に放送された「五星戦隊ダイレンジャー」のロボット、「五星合体 DX 大連王」がリニューアル発売されました。
これは戦隊シリーズのおもちゃを発売しているバンダイが、放送開始から25年経てばその当時のファンが経済力を持ち、商品を購入してくれるようになるという一つの目安のもとに、復刻版やリニューアル版などの販売を行っているからです。
就職して会社員になり、自分の自由に使えるお金が増えるのが、25歳前後から30歳。その年代の人たちが、子供の頃を懐かしんで自分が子供だった頃の作品を買ってくれるのが、放送後から25年なのです。

まとめ:いまお家にあるものも
定価の何倍にもなることも!

今回はスーパー戦隊シリーズの中でも、特に高額買取されやすい作品についてお伝えしました。
高く売るためのポイントは、基本的にはやはり商品のパーツが揃っていること、箱がきちんと残っていること、チラシや説明書などの紙類も残っていれ、完品として扱われやすくなります。
スーパー戦隊シリーズは特に男の子たちにとっては長年親しまれている作品であり、多くの人にとって家におもちゃが残っている可能性がある作品です。
自分が子供の頃のおもちゃがもし家に残っていれば、ぜひとも買取を申し込んでみてはいかがでしょうか。
25年~30年ほど昔の作品になると、定価の10倍以上の値段になることも珍しくはありません。

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