ブリヂストン
ブリヂストンはアサヒシューズのタイヤ部門であった時代があり、日本タイヤとして独立後、ブリヂストンタイヤに社名を変更しました。
1984年、社名をブリヂストンに変更し、2005年には、世界シェアトップに成長。
売上高の内、20%はタイヤ部門以外の事業によるもので、化工品部門では自動車関連部品、ウレタンフォーム、事務機器用精密部品などを展開します。
ブリヂストンのフラッグシップタイヤとして君臨するのは、REGNOシリーズとPOTENZAシリーズ。
REGNOシリーズはコンフォートタイヤ、POTENZAシリーズはスポーツタイヤとなっています。更に、省燃費タイヤ・ECOPIAシリーズをはじめ、スタッドレスタイヤ・BLIZZAKシリーズ、二輪車用タイヤ・BATTLAXシリーズなども展開します。
ミシュラン
1889年に設立されたミシュランは、フランスを本拠地としており、1949年に世界初のラジアルタイヤを製品化した実績があり、世界第2位の売上高を誇ります。ミシュランはタイヤ業界の老舗で、自動車用の空気入りタイヤの実用化に成功した後、ラジアルタイヤであるミシュランXの市販化に世界で初めて成功。
ミシュランは世界に向けて、乗用車、トラック、バス、建設機械、オートバイ、自転車などのタイヤを製造や販売をしています。
日本ミシュランタイヤが手掛ける乗用車用タイヤには、スポーツ タイプのPilot ・シリーズ、ラグジュアリー タイプのPrimacy・シリーズ、スタンダード タイプのENERGY・シリーズなどがあります。
HKS
HKSは、ターボチャージャーをはじめ、マフラー、電子制御部品、サスペンションなどといったチューニングパーツを手掛けています。
国内には本社に加え、営業拠点、サービスセンターがあります。海外の営業拠点はイギリス、タイ、中国にあり、製造工場はタイにあります。
HKSは、サーキットレース、ドラッグレースでの活動も活発で、デモカーでコースレコードへチャレンジしています。
HKSのセリカXXベースにしたM-300は、日本車では初めて300km/hオーバーを記録しました。
サスペンションではハイパーマックスシリーズ、マフラーではハイパワー スペックL、インテークではスーパーパワーフローなどを展開します。
ヨシムラ
ヨシムラはバイクのチューニングパーツの製造や販売を手掛けるかたわら、開発したレース車両で全日本ロードレース選手権などに参戦してきました。
社名となっているヨシムラは創立者・ポップ吉村氏(吉村秀雄氏)から由来しています。
ポップ吉村は4ストロークエンジンの名チューナーと知られています。
そのため、ヨシムラは基本的には4ストロークエンジンに装着するチューニングパーツを手掛けおり、マフラーはサイクロンと呼ばれ人気となっています。
ヨシムラはスズキのバイクをチューニングしたレース車両で、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場した実績があり、ワークスといわれるバイクメーカーが運営しているチームと熱戦を繰り広げたことは有名です。
O・Z
イタリアに本社を置くO・Z(オーゼット)は主にホイールを製造や販売を手掛けています。O・Zという社名は、創業者のシルヴァーノ・オゼッラドーレとピエトロ・ゼンのイニシャルから由来します。
レース部門のOZ Racingは、F1やWRCといったモータースポーツにホイールを供給しています。
F1では、メルセデスやフェラーリ、レッドブルなど、WRCでは、フォード M-Sport、シトロエン、トヨタなどに供給してきた実績があります。
O・Z の製品は、AMGをはじめ、ハルトゲ、ACシュニッツァーなどにも使われています。
O・Z はOZ ATELIER FORGEDをはじめ、OZ RACING、X LINE、MSW、SPARCO WHEELSといった製品を展開しています。
BBS
BBSは今ではホイールメーカーとして有名ですが、設立まもない時期は、エアロパーツ(繊維強化プラスチック)を手掛けていました。BBSのエアロパーツがヨーロッパツーリングカー選手権(ETC)に出場したレース車両に装着される程の実力がありました。BBSは、エアロパーツを供給することで、レースの世界と繋がりを持ち、レース車両に装着する3ピースアルミホイールを手掛けるようになりました。
BBSのアルミホイールといえば、メッシュタイプが定番ですが、メッシュタイプ以外もあり、使われている素材も多彩で、マグネシウム鍛造 1ピースホイールのFZ-MG、超超ジュラルミン鍛造 1ピースホイールのRI-D、アルミ鍛造 1ピースホイールのRPなどがあります。
エンケイ
静岡県に本社をもつエンケイは、バイクや自動車用のホイールの製造や販売を手掛けています。
世界シェアでトップとなっており、日産、ホンダ、ヤマハ、マツダなど自動車やバイクを製造するメーカーに供給しています。
エンケイは、オリジナルの製造手段を確立しており、鍛造ホイールの強度と軽さがある鋳造ホイールの生産に成功しました。
エンケイのホイールは、WRC(世界ラリー選手権)やF1(フォーミュラ1)といった世界的に著名なレースに使用されるほど高品質です。
パイオニア
パイオニアはカロッツェリアという名前で車載用AV機器を展開しています。
カロッツェリアにはサイバーナビシリーズと楽ナビシリーズがあり、1997年にサイバーナビ・AVIC-D909、1998年に初代の楽ナビ・AVIC-500が発売されました。
AVIC-D909は、世界で初めてとなるDVDカーナビゲーションだったので注目を浴びました。
2001年に、サイバーナシリーズにHDDカーナビゲーションシステム・AVIC-H09が追加されました。AVIC-H09に採用された2.5インチHDD(東芝製:10GB)によって、大容量かつ高速の処理を実現。
2008年、楽ナビシリーズと比較して、簡素化&低価格を実現した楽ナビLiteシリーズも登場しました。
ショウエイ
ショウエイは1960年から、オートバイ用ヘルメットの製造をスタートさせます。
1965年には、ホンダの純正ヘルメットに採用され、15年後には、ヘルメットメーカーの中では世界一の生産量を誇る企業に成長。ショウエイの4輪用のヘルメットは、長谷見昌弘をはじめ、鈴木亜久里、アイルトン・セナ、ジャン・アレジなどもそうそうたるレーサー達が使用したことがあります。
2輪用のヘルメットは、世界GPで活躍したエディ・ローソンが使用しました。
ショウエイが発売するフルフェイスのヘルメットには、X-TWELVE、XR-1100、Z-7、QWEST、X-KIDSなどがあります。
KTC
KTCは京都府に本社を置く京都機械工具株式会社の略称で、工具の生産や販売を手掛けています。
KTCの工具はトヨタの車載工具として採用される程の高品質で、鏡面仕上げのNEPROSシリーズは人気があります。
創立45周年を記念して発売されたNEPROSは、強さ、使いやすさ、美しさにこだわった工具で、新技術も惜しみなくつぎ込まれており、グッドデザイン賞にも輝いています。
KTCはNEPROSの他に、TOOL SAFE、ミラーツール、スタンダードブランド・KTC、プロフィットツールを展開してきました。