2019.07.10
マルゼンは、エアガンメーカーの一つで、ドイツのワルサー社との提携や、精密射撃用エアガンAPSシリーズの販売で知られています。
ここではマルゼンのメーカーの特徴とともに、高額買取されやすい人気モデルを紹介していきます。
マルゼンは、現在エアガンの主流になっている6㎜BB弾を最初に実用化したメーカーとして知られ、初期のサバイバルゲームでは国内メーカーでトップの人気を誇っていました。
現在は、APS （Air Precision Shooting：エアー・プレジション・シューティング）シリーズを販売するメーカーとして有名です。
これは、日本エアースポーツガン協会による精密射撃競技用に使われるエアガンで、マルゼンはこの協会の中心的メーカーになっています。
ほかにも、マルゼンの特徴として、ドイツの銃器メーカーWALTHER（ワルサー）社と正式に提携していることでも有名です。
製品開発に際して、同社からの図面提供やアドバイスを受けており、モデルにはワルサー社の刻印も施されています。
ワルサーのエアガンは他メーカーからも発売されていますが、マルゼンはそれらとは一線を画すリアルなモデルを販売しています。
それでは、高額買取に結びつきやすい、マルゼンのエアガンを紹介していきましょう。
APSはエアガンによる精密射撃競技に使用される、命中精度の向上を徹底的に追求したエアガンです。
APS競技はハンドガンとライフルの2つの部門があり、マルゼンの製品もハンドガンタイプのAPS-1・APS-3とライフルタイプのAPS-2に分かれます。
命中精度を上げるため、BB弾にバックスピンをかけることで飛距離を伸ばすホップアップシステムをあえて無くすという工夫が施されたモデルもあります。
APS-3 LE2017（：リミテッドエディション2017）
引用：MARUZEN
APS-3最も新しいAPSシリーズのモデルで、「命中精度をさらに上げること」という1点だけを目標に開発されたエアガンです。
コンプレスト・エアーと呼ばれる新しい発射システムや、手に馴染みやすいグリップ、操作性の高いトリガーと、命中精度を上げるための工夫がいくつも盛り込まれています。
APS-3自体も人気の商品で、高価買取に結びつきますが、年度ごとに完全限定生産品のリミテッドエディションが発売されており、こちらはさらに高額買取が望めます。
2018年のジェットブラック、2017年のライトブルーというように、その年ごとに異なったデザインになっています。
再販はされないため、そのとき買い逃すと手に入らないモデルです。
リミテッドエディションは、これまでに2008、2011、2012、2013、2015、2017、2018の7モデルが発売されています。
APS-2 オリジナル （OR）
引用：MARUZEN
APS-2はライフルタイプの精密射撃エアガンで、ミリ単位の照準にも対応でき、10m先の硬貨を撃ち抜くことができるとの宣伝文も決して誇張ではありません。
さらに、ロングレンジ対応のスナイピングバージョンも発売されています。
こちらも1997年度と1999年度にそれぞれ限定版のM97・M99が発売されていて、クルミ材の木製ストックを使用し機能とデザイン性を両立したモデルになっています。
APS タイプ96 ODストックバージョン
引用：MARUZEN
Type96は、イギリス軍で採用されているボルトアクション式狙撃銃をもとにした、APSライフルのハイエンドモデルで、APSエアガンのなかでもトップクラスの性能をもっています。
2009年にはマルゼンが創業25周年を迎えたことを記念して、数量限定でType96のブラックとオリーブドラブのモデルセットが発売され、こちらはさらなる高額買取が望めるでしょう。
ワルサー P38（ac41）ブローバック ブラック
引用：MARUZEN
ワルサーP-38は、アニメ「ルパン3世」でルパンの愛銃としても知られ、日本でも高い知名度をもっています。
1938年に登場した銃ですが、現代の銃では当たり前になっている、安全装置をかけるとハンマーが自動的に安全な位置に戻る機構や、ハンマー（撃鉄）が倒れていても起きていても引き金を引けば弾が発射される機構など、当時としては画期的で先進的な作りになっていました。
ドイツだけでなく各国の警察などで広く使用され、アメリカ軍のベレッタM92にも影響を与えたとされる名拳銃です。
マルゼンのモデルはこのP-38を徹底的に再現したもので、各部の刻印は本物の製造工程を踏襲してすべてプレス刻印で再現するまでにこだわっています。
基本色はブラックとシルバー、カスタムのブラックメタルの3種が発売されています。
さらに、以下のような限定モデルもあり、買取に出せばさらに高額査定が見込めるでしょう。
日本でもテレビ放映されていたアメリカのスパイドラマ『0011ナポレオン・ソロ』の主人公が使うワルサーP-38の改造銃を再現した限定モデルです。
ワルサー社創立125周年を記念して2011年に限定販売されたもので、実銃のP-38で極初期モデルに施されたMod.HP（ヘーレス・ピストーレ）の刻印を再現したアニバーサリーモデルです。
ワルサーP99 ブローバック ブラックモデル
引用：MARUZEN
マルゼンのワルサーハンドガンシリーズのなかでも、本家ワルサー社に最も高い評価を受けているのが、このP-99です。
P-99はワルサー社がP-38の後継として売り出したもので、P-38があまりに優れた銃だった反動からか、その後継モデルの開発は失敗続きでした。
やっと製品化にこぎつけたP-99は人間工学により使いやすいさを追求した、ワルサーの確かな品質をもった拳銃としてドイツの州警察などで採用されています。
マルゼンのP-99は、細部までこだわって再現され、その完成度の高さは、ワルサー社で「ジャパニーズP-99(日本向けP-99)」と呼ばれるほどです。
P-38同様、高額買取の期待できるワルサー社125周年記念の限定モデルで、ブラックメタライズ仕様に加えて、レーザー刻印が施されています。
拳銃であるP-99をメインウェポンとして使用するための、コンバージョンキットが付属した限定モデルで、大容量の40連ロングマガジンもついており、これを使えばハンドガンであるP-99をサブマシンガンのように使うことができるようになります。
ワルサーやAPSに加えて、マルゼンが得意としているのがショットガンです。
4方式の違ったスタイルのショットガンが販売されているのがマルゼンの特徴です。
「自動給弾」……ガス圧によるブローバックを実現したタイプ。
「手動給弾」……ほぼ実銃同様の発射動作を行うことができるタイプ。
「コッキングエアー」……エアコッキング式でBB弾の発射に特化し、高い命中精度を誇る。
「ライブアモ」……エアコッキング式に排莢ギミックを搭載し、勢いよく宙を舞うカートリッジが魅力。
以上の4種類から自分好みのものを選ぶことができ、ショットガンに興味があるという人にはオススメのメーカーです。
バリエーション豊かなマルゼンのショットガンは、買取でもやはり需要の高い商品で、価格も20000～40000円台と高価なため、買取価格も高額になる傾向があります。
ショットガン M1100 WSV（：ウッドストックバージョン）
引用：MARUZEN
M1100はアメリカのレミントン社が製造するショットガンで、軍隊だけでなく警察でも使われている銃です。
マルゼンのM1100は業界唯一のガスによるブローバックショットガンで、トリガーを引けばショットシェルが勢いよく排出されるアクションを楽しむことができます。
ブラックバージョンとウッドストックバージョンがあり、これも高額買取が狙えるスポット生産商品ですが、廃盤になった「M1100 フォールディングストック」は現在入手が困難になっていてさらなる高額買取が見込めます。
ショットガン M870 BV（：ブラックバージョン）
引用：MARUZEN
M870はM1100同様レミントン社が製造するショットガンで、60年以上にわたって各国の軍や警察で使用されているほか、日本の特殊部隊である陸上自衛隊の特殊作戦群や海上保安庁の特別警備隊でも採用されています。
M870シリーズは、給弾から排莢まで実物同様のリアルな操作を行うことのできる手動給弾のショットガンです。
こちらもスポット生産で、ブラックバージョンとウッドストックバージョンがあります。
「M870 デザートリーコン」は、砂漠戦用のサンドカラーとデザート迷彩を施した特別仕様の数量限定品で、さらなる高額買取が見込めます。
マルゼンの特徴として、APSやワルサーシリーズ、ショットガンといった他メーカーにはないラインナップを揃えていることが上げられ、ここでしか手に入らないエアガンもあります。
だからこそ、マルゼンの製品は中古市場でも人気があり、高額買取に結びつきやすいといえます。
もし、家にいらなくなったマルゼンのエアガンがあるなら、この機会に買取を考えてみてはいかがでしょうか。
エアガンは、発売されてすぐのモデルのほうが人気も買取価格も高くなる傾向があるので、売却するならなるべく早い時期が有利です。
不要になったエアガンに思わぬ高値がつくことがあるかもしれません。
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