ロードバイクをカスタムして余ったパーツで売れるのは?

2019.07.10

自転車・ロードバイク

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ロードバイクをカスタムして余ったパーツで売れるのは?

ロードバイクを乗り始めると、機能面やドレスアップを目的にカスタムを行う方も多いと思います。ショップには、そういったニーズに合わせた様々なパーツが並んでいます。魅力的な新しいパーツを取り付けると、必ず不要なパーツが出ます。今回そんな不要なパーツを買取してもう際のポイントをご紹介いたします。

ロードバイクはどこまでのパーツが交換できるのか!?

ロードバイクはどこまでのパーツが交換できるのか!?

ロードバイクをカスタムしようとした際、いったいどれだけのパーツを交換できるのでしょうか。この章では、初心者の方が、不安に思うこのことについて紹介してまいります。

1)ロードバイクの販売について

ロードバイクがすぐに乗れるような状態でお店で売られるようになったのは、ごく最近のことです。以前は、フレームにお好みの各パーツを選んで、自転車屋さんに組み立てていただくのが一般的でした。そのため、フレームは同じでも他人と仕様がかぶることは非常にまれでした。納車時にすでにフルカスタムされているようなものです。しかしこの販売方法では、完成時をイメージしにくく購入の障壁になっておりました。今販売されているロードバイクの多くは、全てのパーツが組付けられている状態で売られており、購入者は実際に見て購入することができるのです。この販売形態を完成車と呼び、販売されるロードバイクのほとんどがこれになります。しかし、これは体の大きさや体力を平均値で計算しパーツの選定が行われているため、納車後に不満が出たりやケガの原因になることもあります。その不満を解消するため、カスタムを行うということになります。

2)部品交換の際に気を付けるポイント

カスタムといっても、ただ取り付けるだけものから、ショップにお願いしなければいけないものまでがあります。カスタムメニューの中でも、コンポーネント(駆動系)と塗装はショップに依頼したほうがよい部分です。昨今のコンポーネントは、電動化や多段化が進み、本来の性能を得るためには、しっかりとした技術が必要になるからです。逆に言うと、それ以外のカスタムは、ご自身で行うことができるということになります。その際に気を付けていただきたいのが、規格(取付部の寸法)です。ハンドル、ボトムブラケットは特に多くの規格が存在しますので、購入する際は規格をよく確認してください。

3)作業が分からなくなったら

パーツを購入される際に、インターネット通販などを利用される方も多いと思います。そのような場合、取付方法をショップに確認することができません。インターネット等の情報を活用して、取り付けることができる場合もありますが、無理をして壊してしまっては意味がありません。そのような場合、取付工賃を支払うことでショップに取り付けてもらうことができます。ショップの空き状況やカスタム内容にもよりますが、自分で買ったパーツの取り付けに応じてくれるショップは多いです。ロードバイクを壊す前に、一度お問合せしてみてください。

4)部品が取り付けできなかった場合の対処法は

せっかく購入した新しいパーツが、何らかの原因で取付ができなかった場合もあります。そのようなときは、迷わず買取サービスをご利用ください。同じような理由でパーツを探されている方もいらっしゃいますので、きっと役に立てていただけると思います。

どんなパーツが人気なのか!?

どんなパーツが人気なのか!?

ロードバイクをカスタムした際に余ったパーツの中で、人気のパーツをご紹介します。もし、お手元にご不要なパーツがあったら今すぐ確認してみてください。

1)サドル

カスタムというよりは、痛みから交換するライダーが多いのがサドルです。長距離を乗って初めて自分に合っているサドルかどうかがわかります。そのため、自分に合ったサドルが見つかった際には、同じサドルを買いだめする方もいるぐらい重要なパーツです。そのサドルがモデルチェンジした場合、古いものでも探して購入されることが多いです。また、サドルを交換しても、同じように痛みが出る可能性があるため新品ではなく中古を購入して試すライダーも多く、中古市場では様々なモデルが取引されています。

2)ホイール

自動車と同様に、ドレスアップという観点からホイールを交換する方も多くいらっしゃいます。実際に交換するとスピードアップ等の効果も実感できるため、多くのライダーはドレスアップと兼ねてホイールの交換を行います。しかし、フレーム以上の価格になってしまうホイールもあるため、程度の良い中古のホイールを探す方が大勢おります。また、前後どちらかを破損した場合も中古で探す方が多くいらっしゃいます。

3)リアスプロケット

ライダーの体力と密接な関係にあるのが、リアスプロケットです。ヒルクライム競技や長距離の移動の際、体力あったスプロケットを取り付けていないとゴールにたどり着くことは困難です。そのため、自分に合ったギア比を探すためリアのスプロケットを交換します。コースによって交換するライダーもおり、複数個のスプロケットを持ちながらギアを入れ替え最適なギア比にしている方もおります。

買い取りしてもらう際のポイントは!

買い取りしてもらう際のポイントは!

この章では、実際に買い取りしてもらう際のポイントをご紹介します。下記を参考に不要なパーツの買い取りをご検討いただけばと思います。

1)車種やグレード、年代に関係なく需要はある

需要の多少はありますが、どのようなパーツにも必要とされるときはあります。ドレスアップのために交換した純正部品が、オリジナル状態にこだわるライダーには必要なパーツとなります。また、販売当時しか存在していなかった規格(サイズ)の部品も多く、ロードバイクを長く大事に乗ろうとするライダーは、中古市場で部品を探しております。人気車種の生産中止部品などは高額取引され、買いだめするライダーもいるため非常に品薄状態になっております。このため量産車、希少車にかかわらず需要はあります。

2)塗装などは行わない

査定をしてもらう際に、きれい見せるため再塗装される場合があります。パーツの査定を行う際には、メーカー名や品番、痛みの程度の確認が必要ですので塗装はお控えください。新しい塗装の下に重大な欠陥が隠れていた場合、重大な事故につながります。安全のためにも絶対おやめください。
また、当時調合された色をそのままに復元することは、非常に困難です。例えば、ビアンキ社の代表色であるチェレステカラーは、年代よって微妙に違うため、当時オリジナルカラーは、中高市場での取引の非常に重要な要素となってります。これを下手に修復してしまっては、価値がなくなってしまいます。記念モデルのステッカーやメーカー表記も忠実に再現することは不可能ですので、希少車を買い取りに出す際は、十分な配慮を行ってください。

3)洗浄をして査定アップ

ロードバイクは、オイルと砂で汚れています。査定に出される際は、中性洗剤等で簡単に洗浄を行ってください。きれいなロードバイクであれば、査定額のアップも期待できます。買い取る業者や次に乗る方のことを考え、洗浄と整備を行いましょう。そのうえで必要な場合は、軽く注油を行ってください。コンポーネント等の分解などは、必要な時以外は動作不良になりかねませんので、行わないようにしてください。どうしても必要な場合は、技術のあるショップに整備を依頼してください。

まとめ

今回は、ロードバイクのカスタマイズにともなうパーツのお話をさせていただきました。
どのようなパーツであっても需要はあるものです。不要なパーツを現金化し、新しいパーツを購入するのも、賢い方法だと思います。

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