乗らなくなったロードバイクをパーツとして売るときの注意すべきポイント

2019.05.15

自転車・ロードバイク

関連キーワード|

ロードバイクのパーツを高額で売るポイント

乗らなくなったロードバイクが手元にあるとき、1台としてそのまま売った方が良いのか、パーツごとに売った方が良いのか、悩む時があると思います。今回は、そのようなときに参考にしていただきたい注意点をお伝えしたいと思います。

手間を惜しまず高額査定

乗らなくなったロードバイクは、大きくて邪魔な存在です。しかし、普通の自転車とちがい高価なものですので、捨てたりすることも出来ません。走行距離が少なくて、保存状態が良い物であれば、そのまま買取してもらえば一番楽で良いのですが、場合によっては高額で売れるパーツもあります。

販売価格25万円を目安に検討する

あなたの自転車が、有名メーカー製で新車購入価格が25万円以上であった場合、パーツ単体でも高額査定が付く場合があります。新車購入時に使われるパーツは、当然ながらグレードが高いほど、高価なパーツが使われています。その判断基準は、販売価格25万円前後以上のロードバイクであったかどうかを目安にすることができます。この場合の販売価格は、割引前のカタログ価格となります。

高額パーツは需要が減らない

ロードバイクに限らず自転車の部品の多くは、消耗品です。走行距離が増えるにつれ、どうしても交換が必要になります。しかし、ロードバイクの部品は、そのパーツの多くが互換性が少なく、古いロードバイクのパーツは、ビンテージと呼ばれ専門店が存在するほどです。高価なロードバイクを買い直す費用よりは、同じパーツを探して乗り続けるユーザーも多いのです。その為、高額で買取してもらえるパーツも存在するのです。

ロードバイクのパーツ

乗らなくなったロードバイクは、簡単にバラバラに出来る

ロードバイクのパーツのほとんどは、市販の工具で取り外すことができます。ただし、非常にデリケートな部品もあるため、注意が必要です。

六角(ヘキサゴン)レンチが有れば90%の部品は取り外し可能

ロードバイクのパーツの多くは、ゆるみ防止のため六角(ヘキサゴン)ボルトで固定されています。バラバラにする際は、各サイズの六角(ヘキサゴン)レンチを用意してください。

六角(ヘキサゴン)レンチは各サイズ用意
六角(ヘキサゴン)レンチは各サイズ用意

無理な取り外しはキケン

パーツの取り外しには、細心の注意が必要です。小さなボルトもあるので、紛失等に十分に気を付けてください。また、取り外し方が分からない場合は、必ずメーカーのホームページで取扱説明書を確認してください。シフトレバーの固定ボルトは、隠れた場所にありますので注意が必要です。

専用工具が必要なパーツもある

取り外しに専用工具が必要なパーツもあるので、注意が必要です。代表的なパーツとしては、クランクとクランクが取り付けてあるボトムブラケット、リアのギア、チェーンが主なものになります。クランクに関しては、六角(ヘキサゴン)レンチで外せるものも有りますが、古いタイプは、専用工具が必要です。外せない部品は、無理せず専門店に相談することをおすすめいたします。

ロードバイクのパーツの取り外しに専用工具が必要

意外な値段で売れるものも

ロードバイクのパーツの中には、意外な価格で売れるものもあります。ロードバイクは、速く走るための道具であるため、日々進化をしています。そのため、パーツそのものが短命な物もあったり、さらには限定品だったりとプレミア価格がつくものもあります。

限定モデルはプレミアが付く場合もある

ロードバイクのパーツは消耗品であるため、限定パーツであっても劣化は避けられません。その為、特定のカラーや仕様のパーツには、プレミアが付く場合があります。新車販売時のオリジナル状態を維持するために、古い部品を探しているマニアも多くいます。

パーツの規格が特殊なものも意外な値段がつくこともある

例えば、ハンドルの太さですが、ロードバイクが進化するにつれどんどん太くなってきています。その太くなる過程で、特殊なサイズが生まれてしまい、現在は入手困難なサイズのものが多数あります。人気車種の場合は、他に選択肢が無いため、買いだめするユーザーもいます。

パーツをきれいに見せるコツ

取り外したパーツは、なるべくきれいにすることで、買取の査定がアップする場合があります。この章では、取り外したパーツの洗浄についてお伝えしたいと思います。

基本は乾拭きをする

取り外したロードバイクの部品には、砂と油がこびりついています。それらは、乾拭きすることできれいにすることができます。不要になったTシャツやストッキング、綿棒などで拭き取ってください。

頑固な汚れは中性洗剤を使用する

乾拭きで落ちない頑固な汚れは、中性洗剤で水洗いします。石油系の洗剤は、注油の困難な内部のグリスを洗い流してしまいますので、使用は厳禁です。水洗いの後は、乾いた柔らかい布で拭きあげ、少量の注油を行います。この際の注油に、潤滑スプレーは使用しないでください、短期的にはスムーズになりますが油膜のもちが良くないため、結果的にはサビや不具合の原因になります。

パーツごとに個別保管する

取り外したパーツは、個別に小分けの丈夫な袋に入れ保管します。これは、パーツ同士がこすれ、傷がつくことを防ぐためです。

取り外したパーツ
取り外したパーツは、個別に小分けの丈夫な袋に入れ保管

まとめ:手間をかけた分、収益はあがる

以上のように、ある一定のグレードのパーツは、古い物でも高価買取されるものもあります。手間を惜しまず、丁寧に取り外し、洗浄することでさらに査定がアップする可能性もありますので、売却をお考えの方はご検討されてみてはいかがでしょうか。

  • ・ロードバイクのパーツは簡単に外せる
  • ・特殊工具が必要な物もある
  • ・乾拭きできれいする

利用するなら