ロードバイクでロングライドに適したバイクをご紹介

2019.07.10

自転車・ロードバイク

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ロードバイクでロングライドに適したバイクをご紹介

ロードバイクは、少ないエネルギーで走行することが目的で作られた自転車です。乗り慣れてくると走行距離がどんどん伸びて、1日に数百キロの移動が可能になります。メディアの影響もあり、昨今はロングライドが目的でロードバイクを購入される方も多くなってきています。今回は、そんな人気のロングライドに適したロードバイクの選び方を紹介していきます。

1.ロングライドに向いたバイクを選ぶ基準について

いざ、購入しようとした際にどのようなロードバイクを選ぶべきか、とても迷うものです。これは、ベテランライダーであっても同様です。ベテランであれば技術も知識もありますので、多少のことは吸収できますが、初めて購入される方は、誤って用途の違うロードバイクを購入してしまうと、目的地にさえ到着できないことが起きてしまします。今回は、一日で160km(センチュリーライド)を走れるようなロードバイクの選び方になります。

(1)ロングランドとはどんなものなのか

そもそもロングライドとはどのようなものなのでしょうか。目的地周辺をめぐる旅をポタリングと言いますが、ロングライドはある程度距離が離れた目的地に行くことがゴールとなります。ある程度の距離とは、ライダーの体力や経験値にもよりますが100km以上をロングライドと言っていいでしょう。また、そのような長距離を走るロングライドの中にも、途中に宿泊を絡めたものや、競技として成り立ったブルべなどもあり、非常に奥が深いものとなっております。

(2)どのようなロードバイクが向いているのか

どのようなロードバイクが向いているのか

ではそのロングライド(今回は160km センチュリーライド)を達成するためには、どのようなロードバイクが向いているのでしょうか。

  • ・総重量の軽さを追及する
  • ・振動、衝撃の吸収性を追及する
  • ・積載を考慮する

上記3つを考慮して選ぶことが優先されます。まず、総重量についてですが、10kg以下をひとつの基準としてください。ロングライドの場合、荷物が多くなりがちですので車体は軽めのほうが向いています。次に振動や衝撃の吸収性がどうなのかを判断します。これは、素材や説明文で判断ができます。素材であれば、カーボンが最も向いている素材といえます。フロントフォークやチェーンステーがカーボン素材のもの、もしくはフレーム全体がカーボンのものが、軽くてしなやかです。その他の素材であっても、「しなやか」や「マイルド」といった表現で説明されているロードバイクは、ロンクライドに向いていると言えます。また、長距離移動や宿泊ということもあり、着替えや修理道具など多くの積載が必要になりますので、簡易的なキャリアなどが取付できるかどうかも、購入時には注意が必要です。

2.仕様別の特徴について

雑誌やインターネットを見て、どんなロードバイクがいいか本当に迷いますよね。上記の記事をお読みになられても、よくわからない方のために具体的な仕様ごとに、向き不向きをお伝えしたいと思います。

競技用ロードバイク

RL8 EQUIPE
RL8 EQUIPE
引用:BRIDGESTONE ANCHOR

競技用ですので、総重量も非常に軽くスピードも出ますので、ロングライドに向いていると思われがちですが、実は初心者が最も避けたほうがよい種類のバイクです。ロングライドの際は、いった先々で食事や宿泊をします。その際、ロードバイクから離れてしまい盗難にあう危険性が高いです。競技用は、ロードバイクの中でも非常に高価ですので、狙われやすい種類なのです。
また、競技用に特化しているため、路面からのインフォメーションも多く、入力への反応も機敏なため非常に疲れやすいです。軽く空気抵抗も少ない競技用ロードバイクですが、ロングライドとしては、上級者向けと言えるでしょう。

ヒルクライム用ロードバイク

日本という国をロングライドをしていると、必ず坂に遭遇します。坂がないルートはないと言っても過言ではありません。坂が苦手な場合、一人で走っているのであれば時間をかけて歩いて登ればいいのですが、友人と出かけた際には、坂の上で友人を長時間待たせることになります。友人に迷惑をかけないためにも、坂が苦手な人には、おすすめのバイクとなります。
また、一般にヒルクライム用は、平坦路が苦手と思われがちですが、ギア比さえ間違えなければ十分にスピードが出るバイクです。こういった面でも、初心者の方がロングライドを視野に入れて購入される場合、最も適していると言えるでしょう。

マウンテンバイク

サスペンションがついており、衝撃吸収性も高いのでロングライドに向いていそうですが、こちらは、超上級者向けのバイクとなります。理由としては、その重量です。10kgを超える重量のものがほとんどで、タイヤも太いため同じ距離を移動する場合、多くの体力が必要になります。楽に200キロや300キロを移動できるようになってから、選択するバイクとなります。

小径車(ミニベロ・折り畳み自転車)

小径車は可搬性に優れており、電車を使用するようなポタリングに向いています。ただし、タイヤの外径が小さいので、なかなか進まないことと、小さいわりに重いのが弱点です。
ペダルを1回転する体力は、他の車種と変わりませんが進む距離が少ないため、より多くペダルを回転させる必要があります。くわえて、装備している部品がロードバイクと同じため、見た目以上に重いです。重くより多くこぐ必要があるため、こちらも上級者向けと言えます。

3.どんな装備が必要なのか

どんな装備が必要なのか
ロングライドに出かける際に必要な道具を一覧にいたしました。不測の事態に備え、いろいろなものを持っていきたくなるところではありますが、身軽なほうが楽に長距離を走れますので、なるべく軽装で行くことをお勧めいたします。(夏期間をイメージしています)

  • ・着替え(電車移動、宿泊がある場合)
  • ・パンク修理キット
  • ・補給食(乗車中に補給するもの)
  • ・ボトル(水、スポーツドリンク)
  • ・ウィンドブレーカー
  • ・レインジャケット(雨天時)
  • ・お金
  • ・クレジットカード
  • ・保険証
  • ・スマートフォン(電話、地図、カメラ)
  • ・勇気

まとめ

今回は、ロードバイクでロングライドに出かける際に注意するべき点についてご案内いたしました。ロングライドは、達成感もあり食事もおいしいので非常におすすめです。しかし、ライダーの体力や距離、ルートによっては危険な場合があります。出発前の点検整備は忘れずに行ってください。また、走行中に異常があったら無理をせず、道半ばであっても帰宅することを守っていただければ、非常に楽しめると思います。

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