2019.07.06
サバイバルナイフは、様々な目的に使うことができ、アウトドアで大活躍するオールマイティーなアイテムです。
ここでは、海外から日本までたくさんのメーカーがあり、買取でも高値がつきやすい人気商品であるサバイバルナイフを紹介していきます。
サバイバルナイフとは、もとは軍隊で使われていたナイフで、その名の通り、兵士が戦場で「生き残る(サバイバル)」ための装備です。
軍隊で使われるナイフといえば、有名なところでは「銃剣(バヨネット)」がありますが、サバイバルナイフの場合は、戦闘だけでなく、さらに幅広い使い方ができるようになっています。
例えば、金属製の大きな尾部がついていて、墜落した航空機から脱出するときのガラス割りようにハンマー代わりに使えるものであったり、刃の後ろがギザギザになっているものはロープやジャングルのツタなどを切るときにノコギリ代わりに使うことができます。
スイス軍のように、様々なツールの組み込まれたビクトリノックスのツールナイフを採用した軍隊もあります。
日本では銃刀法によりナイフの所持についての規制があり、刃渡り6㎝以上のナイフは登山やキャンプ、釣りといったアウトドアや仕事で使うというような正当な理由なく持ち歩いてはいけないことになっています。
ですから、アウトドアのようにきちんと目的をもって使う分には問題がないわけです。
サバイバルナイフは、アウトドアの強い味方で、料理から木を削る、ロープを切るなど、様々な目的に使用でき、シンプルなだけに創意工夫でその用途は無限に広がります。
中古品などで安くナイフを手に入れれば、いろいろな場面で活躍してくれ、抜群のコストパフォーマンスを発揮してくれること間違いなしです。
さらに、1つ1つが確かな技術で丹念に作られたナイフはそれ自体がまさに芸術品と呼べるもので、実用性だけでなくコレクションとしての価値もあります。
だからこそ、サバイバルナイフは中古市場でも人気があり、買取で高値がつきやすいアイテムであるといえます。
ガーバーやスパイダルコ、ランドールといった海外の著名なメーカーのナイフは日本でも人気がありますし、日本の刃物メーカーのなかにも世界で認められる質の高い製品を作り出しているところがあります。
もしかすると、あなたの家に眠っているナイフも高額買取の対象になるかもしれません。
ナイフの部位にはそれぞれに名称がついていて、刃の部分を「ブレード」、持ち手の部分を「ハンドル」、ブレードとハンドルの間のつばの部分を「ヒルト」と呼びます。
ブレードの鋼材は大きく分けて、鉄と少量の炭素からなり強度としなやかさを兼ね備えたカーボンスチール(炭素鋼)と、鉄と炭素にクロム、ニッケルなどを加えた、錆びにくいステンレス鋼の2種類があります。
炭素鋼には、和式ナイフによく使われる青紙やナタ・斧に使用される白紙、日本刀に使用される玉鋼などがあります。
ステンレス鋼にも440C、ATS34、銀紙、H-1などがあり、それぞれの鋼材のなかでも細かな種類に分けられます。
シースナイフとは、最も一般的なタイプで、折り畳みのできない固定刃のナイフのことをいいます。
普段は保管用のサヤ(シース)に入れられているためこう呼ばれます。
簡単な造りのため、頑丈で使いやすく、ベルトにシースをつけておけばすぐに取り出して使うことができ、メンテナンスもやりやすいという特徴があります。
折り畳みナイフと呼ばれるもので、ハンドルのなかにブレードを収納する機構のついているナイフです。
比較的小型のものが多く、2つ折りになるため持ち運びに便利で、ポケットのなかに入れておくこともできます。
なかには、安全対策のロック機構を備えているものもあります。
フォールディングナイフのうち、バネによって自動で開閉するものはオートマチックナイフ(飛び出しナイフ)と呼ばれます。
このタイプのナイフは日本を含めた各国で法律による規制が設けられていることが多く、日本では閉じた状態から45°以上開くものは銃刀法により所持規制があります。
閉じるときは手動で行うシングルアクションと、開閉がともに自動で行えるダブルアクションの2種類があります。
日本では十徳ナイフや多徳ナイフとも呼ばれるナイフで、スイスのビクトリノックスが有名です。
ハサミやノコギリ、缶切り、栓抜きなど様々な用途に使える道具が付属していて、普段は刃同じようにハンドルのなかに折り畳んで収納しておくことができるようになっています。
ツールナイフには、なんと100以上の機能をもつものも存在します。
こうしたツールのほうが主役になり、そのうちの1つとしてナイフも付属しているというものもあって、こちらは「マルチツール」と呼ばれています。
ハンティングやアウトドア用のナイフを多く販売しているアメリカの有名メーカーで、頑丈で実用性の高い商品が多く日本でも人気があります。
アメリカ軍に多くのナイフを納品してきたメーカーで、海兵隊用コンバットナイフや空軍パイロット用のサバイバルナイフなどで有名です。
頑丈で使いやすいナイフで有名なメーカーで、ロングセラーの110フォールディングハンターをはじめ、バリエーション豊かなモデルが揃っています。
佐治武士氏は、鎌倉時代から90年続く鍛冶の3代目当主で、越前打刃物の業界で44歳にして伝統工芸士の認定を受けた人物です。
主に和式ナイフを製造していて、美しい見た目で実用性も兼ね備えた作品は高い人気があります。
スイス軍採用のアーミーナイフとして有名なビクトリノックスは、ハンドルのスイス国旗が目印で、ツールナイフを製造する代表的なメーカーです。
アメリカの大手ナイフメーカーで、開閉をスムーズにするためのサムホールという穴が開いたフォールディングナイフで有名です。
刃物の産地、岐阜県関市にあるメーカーで、錆に強いサビナイフシリーズで有名です。
アメリカのランドールは、熱した炭素鋼を油圧ハンマーで1本ずつ鍛造していくと伝統的な手法を守り続けているメーカーで、その商品は芸術的な美しさとデザインをもっていますが、1本10万円を超える高価格と入手困難さでも有名です。
アメリカの著名な銃器メーカーであるスミス&ウェッソンではナイフの製造も行っています。
レミントンやウィンチェスターといった他の銃器メーカーでも同様にナイフの販売を行っていて、銃と同じく鉄を加工するナイフでも優れた製品を生み出しています。
1876年創業の老舗で、古くからアメリカ軍に各種ナイフを納入していたメーカーで、軍での使用に耐える高品質で耐久性の高いナイフを生み出してきました。
2007年に1度倒産しているため、古いモデルのなかには手に入りにくくなっているものもあります。
イタリアの有名なナイフメーカーで、イタリア軍のタクティカルナイフの開発を行い、特殊部隊にも採用されています。
南アフリカ軍への従軍経験もあるクリス・リーブ氏によって創設されたブランドで、アメリカでナイフ・オブ・ザ・イヤーなど各種の賞を獲得しています。
岐阜県関市のメーカーであるモキは、1本1本手作業に近い造り方をしていて、得意の装飾加工によって、とても量産品とは思えないような美しいナイフを生み出しています。
岐阜県関市のナイフ職人松田菊男氏が手がけるハマグリ刃が特徴的なナイフは、手に入りにくく、日本だけでなく海外でも高い評価を受けています。
カスタムナイフメーカーのナイフ職人で、映画ランボーに出てくるいわゆる「ランボーナイフ」を手掛けたことで有名です。
すでに亡くなられているため、本人作のものは手に入りにくくなっています。
ロケットモーター企業の元研究員ケヴィン・マックリング氏が設立した、アメリカのカリフォルニアにあるカスタムナイフのブランドで、アメリカ海軍特殊部隊向けのATAKナイフを製造していたこともで有名です。
ここからは、ナイフを買取に出すときの注意点や高く買い取ってもらう方法を紹介していきましょう。
売る前には、必ずナイフの清掃を行うようにしましょう。
不要な布などでブレードの清掃を行い、フォールディングナイフやツールナイフの場合には隙間にもゴミが溜まっていることがあるので、すべてのツールを開き、綿棒を使って細かい部分のゴミを取り除きましょう。
汚れが落ちにくければ水洗いをしても良いですが、くれぐれも錆びないよう水分はきちんと取り除くようにしましょう。
可動部が動きにくいときは刃物用の油を使って注油を行います。
また、ナイフは水分と汚れによって刃にダメージを受けるため、普段から使用後は必ず布や布巾でブレードを拭くことを習慣にしておくと、ナイフを長持ちさせることができ、買取にも有利になります。
管理の仕方が悪いと、ナイフの刃が錆びてしまったり、緑青が現れたりすることがあります。
特に黒く染みのような見た目の黒錆は本当にブレードに染みこんでいるかのごとく落とすのが大変です。
シースナイフのシースは、水分や皮製のものにはタンニンなどの薬品成分を含んでいるため、サビの原因となってしまいます。
ナイフを長期保管する場合には、鞘から出しておくほうがいいでしょう。
ナイフは使っているよりも使わず放置しているほうが錆びやすくなりますし、本来ならこうならないようにするようにきちんと手入れをしておくことが重要です。
とはいえ、買取に出す不要なナイフにきちんとした手入れをしていることのほうが少ないでしょう。
もし売ろうとしているナイフが錆びているようなら、錆とりクリーナーで錆を落とした後、金属用研磨剤をつけて磨けば錆を落とすことができます。
しかし、なかなか落ちにくい錆であったり、ブレードに跡がついたりということもありますし、どうせ売ってしまうものにそこまで手間をかけたくもないでしょう。
そういうときは、そのままで査定に出してしまってよいでしょう。
もちろん、価格が下がってしまう場合もありますが、業者によっては錆びていてもきちんと買い取ってくれるところもありますし、諦めずに買取に出してみましょう。
ファクトリーナイフとは、一般に販売されている、工場で大量生産されるナイフのことをいいます。
これに対してカスタムナイフは有名なナイフ職人が1本ずつ手作りしたナイフのことで、ランドールのR.W.ラブレスなどが有名です。
カスタムナイフには、店頭で販売するために作るものと、顧客からの要望に応じてオーダーメイドするものの2種類があります。
ファクトリーナイフとカスタムナイフを比べると、やはりカスタムナイフのほうが品質も高く、価格も1桁~2桁高くなっています。
買取市場においても、やはりカスタムナイフのほうに高値がつきやすくなっています。
ナイフは実用性の高い道具ですが、コレクション目的でナイフを集めている人もいるため、未使用品やあまり使われていないものなどはやはり高額買取に結びつきやすくなります。
また、各メーカーの廃盤商品なども同様で、特にスパイダルコのように頻繁にブレードの鋼材が変わるブランドなどは各モデルを集めるのが難しくなっているため、古いものでも高価買取となる可能性があります。
サバイバルナイフは、高い実用性があるうえに、芸術品としてのコレクション性までを兼ね備えたアイテムで、買取市場でも非常に人気の高い商品です。
家の中で眠っているサバイバルナイフ、もういらないけれど、捨ててしまうには惜しい。
そんな方はぜひこの機会に売却を検討してみてはいかが
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