海外でも大人気!UFOロボグレンダイザーのおもちゃはこんなに高く売れる!

2019.07.06

おもちゃ・フィギュア

関連キーワード|

海外でも大人気!UFOロボグレンダイザーのおもちゃはこんなに高く売れる!
UFOロボグレンダイザーというロボットアニメをご存知でしょうか。
マジンガーZ、グレートマジンガーに続く第三のマジンガーシリーズとして、1975年から1977年にかけて放送されたテレビアニメです。
実はこのUFOロボグレンダイザーは日本国内だけではなく、海外でも非常に高い人気を誇っている作品です。
それだけに残存しているおもちゃの中には、何と100万円以上の値段で売れるものがあります。

グレンダイザーの超合金の相場は

GX-76X グレンダイザー D.C.対応 スペイザーセット
GX-76X グレンダイザー D.C.対応 スペイザーセット
引用:魂ウェブ

UFOロボグレンダイザーは、永井豪原作によるロボットアニメ、マジンガーZの続編として1975年に製作されたテレビアニメです。
マジンガーシリーズの中では全74話と、マジンガーZについて長期間にわたって放送されました。それだけに当時の子供達にも、非常に高い人気を誇っていたと言えます。
マジンガーシリーズの中でまず思い浮かべる人気のおもちゃと言うと、ダイキャストという加工金属で作られた小さなおもちゃ、超合金でしょう。グレンダイザーも例に漏れず、この超合金の商品が発売されています。
グレンダイザーというアニメの特徴と言うと、マジンガーZやグレートマジンガーが飛行用の翼と合体して飛行していたのに対し、UFOロボという名前の通り、UFO型の円盤スペイザーと合体してUFO型のロボットになることです。
しかしこのスペイザーとセットになった超合金のおもちゃは、実は番組の中盤以降に発売されたものであり番組の放送当初には発売されていませんでした。
番組の放送開始直後から超合金として発売された商品は、このスペイザーではなく、反重力ダイザー砲という大砲がセットされていたのです。
当時はおもちゃの売り方も今より未熟であり、商品もまだまだ改善の余地がある事が多かったので、番組放送中に何度もリニューアルを繰り返して発売されていました。
このグレンダイザーも放送中に発売されたものは、主に4バージョンあるものとされています。
最初のバージョンでは、スペイザーではなく反重力ダイザー砲とセット。そしてグレンダイザー単品で発売されたもの。
グレンダイザーとスペイザーがセットになったもの。第4期はスペイザーのミサイルの形など細かな違いがあります。
さらに単体のグレンダイザーと組み合わせられる、スペイザー単品の商品も発売されていました。
実はこの中でもっとも貴重なのは、スペイザーは単体で発売されていた商品です。
スペイザー単体は一番最初の反重力ダイザー砲とセットになっていた商品を買った子供のために、グレンダイザーを2つ買わなくても良いように発売されたものでした。
しかし、その後スペイザーとグレンダイザーのセット商品がメインになったため、スペイザー単体で発売される商品が店頭に並んでいた時期は、非常に短かったのです。
それだけにスペイザー単体での商品の部品であれば20万円以上の値段がつくことがあります。
またスペイザーは超合金シリーズでありながら、ダイキャストが素材に使われていない、オールプラスティック製品である点も希少性を高めています。

グレンダイザー関連で特に高く売れる商品は?

では次に、グレンダイザー関連の商品で特に高く売れるものをピックアップしてみます。

ジャンボマシンダーグレンダイザー用乗用スペイザー


GX-76X グレンダイザー D.C.対応 スペイザーセット
引用:魂ウェブ

ジャンボマシンダーも超合金の並び当時大ヒットしていたおもちゃです。
グレンダイザーもオイルショックの後ながらも、全高60センチのジャンボマシンダーが発売されていました。
さらにキャンペーン商品として、グレンダイザーと合体できるスペイザーがプレゼントされていたのです。
このスペイザーは乗用玩具として使うこともでき、全長は何と1メートルもありました。
グレンダイザーをスペイザーに合体させて、子供がその上に座るって車輪が付いていたので乗り回すことができたのです。
しかし一般に発売されたわけではないため、現存数は非常に少なくその中でも特にパッケージ付きの美品となると、本当にごくわずかしか残っていません。
ネットオークションなどに出れば200万円以上の値段になることも珍しくないのです。

宇宙科学研究所

マリンスペイザーとドリルスペイザー
マリンスペイザーとドリルスペイザー
引用:魂ウェブ

グレンダイザーには番組中盤から登場した3機の支援メカがあります。
ダブルスペイザー、マリンスペイザー、ドリルスペイザーです。
これはグレンダイザーと合体してグレンダイザーをパワーアップさせる支援メカなのですが、番組中盤以降の視聴率対策として導入されました。しかし今の常識では考えにくいのですが、実はこの三機の新型スペイザーは、特に番組放送中に商品が発売されなかったのです。
今であればこれらの新型メカの商品も番組中での登場と同時に発売して、売上をアップさせるところですが、当時はあくまで番組を盛り上げる制作側が登場させたメカにしか過ぎませんでした。おもちゃメーカー側の生産スケジュールと合わなかったのです。
ダブルスペイザー
ダブルスペイザー
引用:魂ウェブ

しかし番組放送終了後に発売された、「宇宙科学研究所」というグレンダイザーの基地とグレンダイザーのセットになったプラ製のおもちゃには、この3機の新型スペイザーもセットされていたのです。
それゆえに1977年の放送当時のグレンダイザーの新型スペイザーのおもちゃとして、この宇宙科学研究所セットは非常に人気があります。
ネットオークションや専門店に並べば、150万円以上の値段がつくでしょう。

グレンダイザーは海外でも人気

このUFOロボグレンダイザーですが、実は海外でも大変な人気を誇っています。
1970年代後半にはマジンガーシリーズがヨーロッパに輸出され、現地で放送されていました。フランスではこのグレンダイザーはゴルドラックという名前で放送されました。
当時のフランスは民放テレビ局が少なかったこともあり、ゴルドラックの視聴率は、なんと100%近い数字を記録したということです。
そのため今でもゴルドラックはヨーロッパで非常に高い知名度を誇っており、日本におけるUFOロボグレンダイザーよりも、フランスのゴルドラックのほうが、存在感は大きいといえます。
そのためヨーロッパを中心にグレンダイザー関係のコレクターは非常に多くいますし、今は現地のメーカーが独自にアニメの版権を取得して、グレンダイザーではなくゴルドラックとしての商品を発売しているというケースもあります。
それでも1970年代後半の商品を探すにはやはり日本が一番です。
当時の子供達も現在40代50代となり、経済力を身につけたコレクター達が日本にやってきてグレンダイザー関係の商品を中古ショップなどで探すという光景もよく見られます。
日本でもバンダイが今でも超合金関連グレンダイザー商品を定期的に発売しているので、グレンダイザー関係の商品を持っていればこういった外国のファン向けに高く売れることもあるのです。

【まとめ】グレンダイザーは国内だけではなく海外の人にも売れます!

1975年から1977年にかけて放送されたグレンダイザー。
国内でも多くのファンがいることは間違いありませんが、それ以上にフランスを中心としたヨーロッパで今でも非常に高い人気を誇っている作品です。
超合金やジャンボマシンダー、またそれ以外の商品でも世界中にコレクターがいると言えるこのUFOロボグレンダイザー。それゆえに実は意外な商品が、非常に高い値段がつくことがあるのが、UFOロボグレンダイザー関係のアニメアイテムの魅力と言えるでしょう。

利用するなら