全世界で大人気のLEGOブロック!キャラ物には10万円以上の値段がつくことも

2019.07.06

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全世界で大人気のLEGOブロック!キャラ物には10万円以上の値段がつくことも

子供の頃自由に組み立てられるブロック玩具で遊んだことがないという人は、まずいないのではないでしょうか。
組み立てブロック玩具にも色々な種類なものがありますが、その中で特に高い知名度を誇っているのがLEGOです。
デンマーク生まれのブロック玩具であるこのLEGO。世界中で愛されていることもあり、全世界に数多くのコレクターがいます。
そこでLEGOの中では、特にどんな商品が高値がつきやすいのかをピックアップしてみました。

LEGOの日本での歴史

LEGOは、2016年時点で全世界ナンバーワンの売上を誇る玩具メーカーとなっています。
世界100カ国以上でLEGOは発売されており、日本ももちろん例外ではありません。
現地法人であるLEGOジャパンという会社は1978年に創設されていています。
意外に感じるかもしれませんが、LEGOは2000年代前半の時点では、大幅に売り上げが低迷しており、他社に買収されるか、倒産の危機に瀕しているとも言われていました。
しかし、商品ラインナップの見直しや、生産体制の整備を行ったことで売り上げが急上昇で回復。
2015年に入り、これまで最大手玩具メーカーであったハズブロを抜いて、世界でナンバーワンの売上を誇る玩具メーカーになったのです。
日本では現地法人が1978年にできるまでは、複数の会社が代理店としてLEGOを仕入れて販売していました。
10717 LEGO(R) ブロック ブロック ブロック
10717 LEGO(R) ブロック ブロック ブロック
引用:LEGO.com

最初にLEGOの国内での取り扱いを始めたのは、1962年の朝日通商です。
この時は海外からの輸入品高級知育玩具という扱いであり、一般の玩具店ではあまり取り扱いがなかったのです。
本当に一部の百貨店で、ギフト向けの商品として販売されていました。
その後1969年に、こちらも輸入代理店である不二商が販売しました。
朝日通商時代よりは幅広い販路で売られていたものの、当時でもギフトセットが5000円以上するなど、高級な知育玩具であることには変わりありませんでした。
1970年前後の5000円と言うと、今の物価にすれば2万円以上の値段にもなります。今もLEGOは高級玩具というイメージが強いですが、1970年前後はさらに、今よりも高級で富裕層しか買えないおもちゃであったと言えます。
現地法人ができてからはテレビCMなども積極的に打たれるようになり、パッケージも日本向けにローカライズされたものも発売されました。
日本市場を視野に入れた商品開発も行われるなど、LEGOの知名度は飛躍的に上昇し、今では日本人にとっても最も身近にあるブロック玩具と言えます。

LEGOは世界中で限定品がいっぱい


40335 スペースロケットライド
引用:LEGO clickbrick レゴクリックブリック

LEGOは現在全世界で100カ国以上で展開されていると言われています。
また本社のあるデンマークではLEGOのテーマパークがありますし、日本でも2016年にLEGOランドというテーマパークが名古屋にオープンしています。
全世界で愛好されている商品だけに、それぞれの国に合わせてローカライズされた限定商品、またテーマパーク限定商品なども数多く発売されています。
そしてLEGOというブランドを生かしたアパレルや家電品もあるなど、もはや玩具の域を超えた一つの知名度の高いブランドとして、LEGOは愛好されているのです。
日本のLEGOランドにも地域限定の商品などがありますし、また企業が自社のキャンペーンのためにLEGOを使って販促キャンペーンを実施することがあります。
最近では昭和シェル石油で5000円以上給油すると、ガソリンスタンドや車を作れるLEGOセットがおまけでもらえたというキャンペーンがありました。
こういった小規模なキャンペーンは枚挙に暇がないほど実施されており、LEGOのマニアでもその全貌を網羅するのは大変に困難だと言われています。
また日本ではイオン限定でLEGOの限定セットが発売されることもあります。
大変コアなマニアになると、同じ商品でも国ごとのパッケージのわずかな差を求めて複数商品を買い求める人もいるほどです。
世界で最もポピュラーな玩具だけに、世界で最もコアなファンがいる玩具、それがLEGOだと言えるでしょう。

比較的手に入りやすく、値段が上がりやすいカテゴリとは

LEGOはLEGO投資という言葉があるほど、最近では投資商品としての性質も持ち合わせてきています。
LEGOは定番商品もありますがキャラクター商品もあり、その場合再生産しないことが多いため、一度購入して寝かせておくと、数年後に何倍もの価格になることもよくあるのです。
その中で、よく値上がりしやすいものをピックアップしてみましょう。

キャラクター商品

75199 グリーヴァス将軍のコンバット・スピーダー
75199 グリーヴァス将軍のコンバット・スピーダー
引用:LEGO.com

LEGOはスターウォーズやマーベルヒーローなど、様々なキャラクターとコラボレーションしています。こういったキャラクター商品は特に時期限定で発売されることが多く、定番商品にはなりません。そのため3年4年と寝かせているだけで、2倍以上の値段になることが多いのです。非常に有名な例では、2007年に発売されたスターウォーズのデススターのLEGOはなんと、2019年現在、当時定価の10倍以上30万円以上で取引されています。
また最近の例では、日本生まれのキャラクターである「百獣王ゴライオン」というロボットアニメがあります。この作品はアメリカでボルトロンという名前で放送されていました。
そのボルトロンを作り上げることができるLEGOも定価4万円以上ですが、出荷数が少ないだけに、値上がりが予測されています。

季節の限定商品

10254 Winter Holiday Train
10254 Winter Holiday Train
引用:LEGO SHOP

LEGOは毎年10月になると、クリックブリックというLEGOの専門ショップ限定のWinterシリーズを発売しています。これはクリスマスツリーやサンタクロースをモチーフにした建物、乗り物などを作り上げることができるLEGOのセットです。
シーズン商品ということもあって、再販されることがありません。冬に合わせて大変雰囲気の良い建物などを作り上げることができるのでプレゼントとしても人気があり、コアなファンだけではなく、女性にも人気が高いのが特徴になっています。
季節の限定商品も2~3年寝かせておくだけで、2倍以上の値段になって取引されることがあります。

モジュールシリーズ

LEGOではマニアの要望を受け、マニアが自分でデザインし、作り上げた建物を一つのセットとして発売するキャンペーンを実施していることがあります。
その中でも2000年代後半に発売されたカフェコーナーという、建物が作れる「モジュールシリーズ」は、現在、定価の10倍以上、20万円近い値段で取引されています。
LEGOと言うと乗り物や動物などを作ることができるセットが子供に人気ですが、大人の男性や女性向けには情景モデルやおしゃれな街並みを作りことができるセットの人気があります。
これらの商品は数年寝かせておくだけで、5倍以上の値段になることがあるのです。

【まとめ】LEGOは完品が希少!未開封ならすごい値段になることも

LEGOは開封済み完品商品が出回ること少ないのが特徴です。
パッケージを開けないとブロックで遊ぶことができないのはもちろんですが、LEGOの場合、最初説明書で指定されている完成品を作り上げた後は、バラバラにして新しい建物を作ったり、他のLEGOセットと混ぜたりするという遊び方が子供にとっては一般的だからです。
そのため古い商品は完品で残されているものが少なく、大変貴重なセットになればなるほど、世界中のマニアから注目されています。
古いLEGOのセットを完品で残しているような方がいれば、是非とも一度査定を依頼にしてください。あなたも想定していないような、思ってもいない高い値段になるかもしれません。

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