仮面ライダー変身ベルトの歴史!最近のものも高く売れる!

2019.07.10

おもちゃ・フィギュア

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仮面ライダー変身ベルトの歴史!最近のものも高く売れる!
引用:PREMIUM BANZAI!

今日本で最も人気のある玩具。それは仮面ライダーシリーズ変身ベルトと言っても過言ではありません。日本で最も売れたおもちゃに与えられる「日本おもちゃ大賞」でも毎年のようにセールス大賞を仮面ライダーの変身ベルトが獲得しています。その仮面ライダーの変身ベルトを、高く売る、また買い取りしてもらうことは可能なのでしょうか。

仮面ライダー変身ベルトの歴史

現在仮面ライダーの変身ベルトを発売しているのは、トップ玩具メーカーであるバンダイです。バンダイの男児向け玩具事業部の前身は、ポピーという会社でした。そのポピーという会社が有名になったきっかけもこの仮面ライダー変身ベルト。初代仮面ライダー放送時にベルトを発売し、370万個という凄まじいセールスを記録したことで、ポピーは一躍玩具業界内でも有名企業になりました。
つまり、バンダイの男児向け玩具の歴史=仮面ライダーベルトの歴史といっても過言ではないのです。

最初にベルトを商品化したのはタカトクトイス

最初に仮面ライダーの変身ベルト発売していたのは、今は亡き玩具メーカータカトクトイスでした。タカトクトイスはマクロスの可変モデルなどで有名です。
タカトクトイスでは当時、350円という安価で簡易的な変身ベルトをスポンサーとして発売していました。しかし当時のポピーの社員杉浦幸昌氏(後のバンダイ会長)がその350円の廉価版のベルトを改装し、回る・光るというギミックを加えて子供のために作ってあげたのです。
それを杉浦氏の息子が身につけ遊んでいたところ、周りの子供から大きな注目を浴び、杉浦氏は「例え価格が高くなっても番組のように回って光るギミックがあれば売れるのではないか」ということで1500円という高額なベルトを発売しました。
当時は価格帯によりスポンサーが発売できる商品が分かれていたので、低価格でなければスポンサーではないポピーも仮面ライダーベルトを発売することができたのです。
この光る回るというギミックを入れた変身ベルトが大ヒットし、その後仮面ライダー V3、仮面ライダー X 、仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガーなど仮面ライダーの玩具=変身ベルトになりました。
これは今でも全く変わっていません。
そして一度シリーズが終了した後も、仮面ライダースーパー1や仮面ライダー BLACK そして平成仮面ライダーシリーズでも仮面ライダーとベルトはセットとなって、テレビの中で活躍を続けています。

昭和仮面ライダーで高く買取されるベルトは

昭和の時代に発売されていた仮面ライダーのベルトは、状態が良く完品であれば数十万円の値段で取引されることがあります。
当時の今のような玩具コレクターがいなかったため、完品状態で残っているものが非常に少ないからです。ただし意外なことに、子供が使用済みのものになると一気に価値が下がってしまい1万円程度で買取されることもあります。

古い商品でも凄まじい高値の買取とまでは行かない

それはどうしても当時の仮面ライダーベルト商品は、今の商品よりもギミックや見た目が劣るからです。
例えば超合金ロボットなどは、実は現代の商品よりも当時の商品の方が優れている点が多々あります。素材にダイキャストを使っており、ミサイル発射など今では子供向け商品では搭載しにくいギミックが盛り込まれているなど、質感が良く、プレイバリューが豊富なのです。
今のロボット玩具は単品だけで遊びを完結させないために、あえてギミックは抑え目にされていますし、素材の高騰化のため金属はほとんど使われていません。その意味では、昔の方が高級品ともいえる作りになっているのです。
しかし仮面ライダーベルトに関しては別です。当時の商品はギミックが盛り込まれていなかったため、光る回るといった最小限のギミックに抑えられていました。金属も使われておらず、見た目も番組内で使われているものと比べると、悪く言ってしまうと、チープな出来のものが多いです。

最新の仮面ライダーベルトはギミックが豊富

変身ベルト DX飛電ゼロワンドライバー
変身ベルト DX飛電ゼロワンドライバー
引用:仮面ライダーおもちゃウェブ

今の仮面ライダーベルトは光ったり鳴ったりするだけではなく、変形や組み換え、合体など、様々な遊びが盛り込まれています。 またおもちゃでありながら、番組内の撮影用小道具として使われるぐらい、見た目もハイクオリティになっています。
昭和の仮面ライダーベルトで人気があるといえば、仮面ライダーBLACKのテレビパワーシリーズと言えるでしょう。これはテレビの発光画面をベルトが認識し、ベルトが自動的に回転して光るという遊びが楽しめる商品です。 ただし激しい発光信号でないとベルトのギミックが反応しないので、現在このギミックが反応するような放送は行われていません。
それでも昭和の後半に発売されたことあり、見た目も番組内でライダーが身につけているのものとそれ程変わりなく、クオリティが高いです。買取価格も高めです。

平成仮面ライダーで人気のベルトは

平成の仮面ライダーで高値で買取される人気のベルトというと、やはり平成ライダーの中でも初期に放送されたものになります。

人気は仮面ライダークウガやファイズ、カブト

仮面ライダークウガ COMPLETE SELECTION MODIFICATION HENSHIN BELT ARCLE(CSM 変身ベルト アークル)
仮面ライダークウガ COMPLETE SELECTION MODIFICATION HENSHIN BELT ARCLE(CSM 変身ベルト アークル)
引用:PREMIUM BANZAI!

第1作目である仮面ライダークウガ、そして第4作目の仮面ライダーファイズ、第6作目の仮面ライダーカブトなどはベルト人気が高いため、完品であれば当時品の5~6倍の買取の値段がつくこともあります。
ただし平成となると大人の玩具コレクターも増えてきており、中古仮面ライダーベルトがお金になることわかっているので、完品で残っていることも多いです。
また数も売れているので、完品にこだわらないのであれば数千円程度で安く購入できます。リサイクルショップにも買取品が多くおいてあり、中古商品狙いのユーザーもいます。
その他に高値がつくものは、発売された数がわずかな商品になります。 例えば仮面ライダーカブトの終盤で発売された「ダークカブトゼクター」は現在も高値で取引されており、数万円で美品が買取されています。

コンプリートセレクションシリーズは買取価格も高い

仮面ライダー555 COMPLETE SELECTION MODIFICATION FAIZGEAR(CSMファイズギア)
仮面ライダー555 COMPLETE SELECTION MODIFICATION FAIZGEAR(CSMファイズギア)
引用:PREMIUM BANZAI!

もう一つ買取で注目したいのは、バンダイが発売している大人向けのライダー変身ベルトです。 これはコンプリートセレクション、もしくはコンプリートセレクションモディフィケーション(CMS)と呼ばれるシリーズです。
これらの仮面ライダーベルトシリーズは、塗装や素材などにこだわることで、高級な玩具としての 付加価値を持たせた商品になっています。また当時の子供向け商品には搭載されていなかった音声やギミックを搭載するなど、遊びの面でも拡張されたものになっています。ネット限定販売なので、ネットでの販売時期がすぎると、高値で買取されることが多くなっています。
仮面ライダー1号の変身ベルトのような本当に初代のファンに向けた商品から、平成仮面ライダー後期の商品まで CMS シリーズでは商品が発売され続けています。
作品人気の高い仮面ライダー電王や仮面ライダーファイズの CSM シリーズは、定価の倍以上である、10万円近い値段で買取されることもよくあります。
買ったはいいものの、なかなか遊ぶ時間が取れなかったので、押入れに入れたままになってるという場合は CSM シリーズの買取を依頼してみるというのもありでしょう。

まとめ 仮面ライダーは永遠の男の子のあこがれ

1971年に放送がスタートし、2019年時点でも新作が毎年作られ続けている仮面ライダーシリーズ。変身して悪の怪人に立ち向かうヒーローに鳴るというシンプルな番組のスタイルは守られながらも、作風は現代に合わせたものに変わっています。
常にその時々の男の子の永遠の憧れであります。
そしてその仮面ライダーを象徴するベルトのおもちゃも、男の子の憧れであることには変わりありません。自分が子供の頃遊んでいた商品、自分のお子さんがもう遊ばなくなった商品などもし手元にあったら、一度買取を依頼されてみてはいかがでしょうか。

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